自己分析とは
就活が始まると周りで「自己分析」という単語が飛び交い始めるのではないでしょうか。
私は自己分析とは
「過去の自分の行動から自らの価値観を言語化し、自分の未来を考えること」
であると考えます。
私は自己分析に市販の書籍だけを使用することはお勧めしません。
一冊の本を読んで自己分析が完了することなどありえないですし、やった気になってしまう可能性があるためです。
そもそも自己分析には終わりはありません。
大学3年生から本格化していく就職活動ですが、早期に自己分析を終えて迷わず就活を進める方が内定確率が高まります。
また就活初期の自己分析と就活後期の自己分析では内容が変わることが良くあります。
それは様々な経験を通じて価値観が変わることや、内省の作業を通じてより明確な言語化が出来るようになるからです。
就活を見据えた上では、体験の絶対量を増やすこと×思考量を増やすことが必勝法です。
そのため、早くから自分がどんな価値観を大切にして生きていきたいかを考える癖をつけることが大切です。
なぜ自己分析が大事なのか、私は最初分かりませんでした。
しかし、就活を終えた今「自己分析が勝敗を分ける」と断言できます。
難関企業に複数内定するような学生は総じて自己分析の精度が高い人達でした。
逆に、内定が中々でない学生の多くは自己分析の精度が低い印象を受けました。
そのため、常に内省と言語化を行う癖を身につけ、早い時期から準備を行っておくことをお勧めします。
ここからは私が行った自己分析をお伝えします。
お勧めの自己分析方法
私自身様々な分析方法を試しましたが、一番有効だったのはモチベーショングラフだと思います。
モチベーショングラフとは縦軸をモチベーション、横軸を時間軸とし、今までの人生のモチベーションの上がり下がりを描いていくものです。
一目で自分のモチベーションの上がり下がりを認識できるため、非常に分かりやすいですし、一度作成すればグラフをもとに深堀をしやすくなります。
モチベーショングラフの書き方は省きますが(いろんなサイトがあります)
大切なのは「それぞれのモチベーションの根源を調べること」と「他人に深堀をしてもらう」ことだと思います。
【具体例】
たとえば人生で一番がモチベーションが上がった体験が「野球部での県大会優勝」だとします。
この場合、なぜ野球部での県大会優勝でモチベーションが上がったのか内省します。
それは「チームで困難を乗り越えて結果を出すのが好きだから」だとします。
次になぜチームで困難を乗り越えて結果を出すのが好きなのか、内省します。
その理由は「チームで喜びを分かち合えることが好きだから」「困難を乗り越えるプロセスが好きだから」の2つが出てきたとします。
次になぜ、上記2つを好きなのか、深掘りします。
このように「なぜ」を繰り返し、自分の根源を言語化していきます。
最低3回の「なぜ」を答えられるようにしましょう。
ここで大切にしてほしいのが、自分で一度自己分析を行った後、友人や先輩に深堀してもらうことが重要です。
自分ひとりでの内省と言語化には限界があります。私はモチベーショングラフを書いて大学・社会人の先輩に深堀してもらうようにしていました。
他の人に深堀してもらうことで、自分自身が気づいていない価値観や軸に気付くことが出来る可能性があります。
そういった発見を繰り返して、自己分析の精度を高めてください。
多くの企業がESを募集し始める3年生の3月までに自己分析が完了し、自信をもって自分の進みたい道を言語化して置くことがベストです。
自己分析に役立つ企業
私はサマーインターンで面接を受けるたびにうまく答えられなかった質問をリストアップし、次の面接までに言語化できるように内省を行っていました。
特にリクルートの選考は他社よりもかなり深い深堀がなされるので強くお勧めします。
大学2年生くらいからリクルートのインターンは受け続けて確か4回以上面接した気がします(笑)
受けるたびに非常に学びが多く、その後の就活の意思決定に大きな影響を受けました、
日系志望の学生はサマーインターンは練習のためと割り切って、様々な企業の面接に臨むのもありだと思います。
外資系志望の学生はサマーインターンで練習などと言ってはいられないので、日系志望の学生よりも半年程度は早く行動を起こしてください。
自己分析に役立つ書籍
モチベーショングラフや実際の面接でのやり取りをこなしていく中で、自己分析をしながら書籍を活用することは有効です。私が自己分析で使った2つの書籍を紹介します。
①メモの魔力
SHOWROOM株式会社社長の前田裕二さんか書かれた本です。
就活の軸を探したい人や自分の感情を論理的に言語化することが苦手な人におすすめです。
読むだけでも自己分析に役立ちますが、なんと自己分析のための設問が1000問も付録でついてきます。
メモの魔力の自己分析を就活初期にじっくりとやることで就活を迷わず進めることができるようになります。
大学1・2年生でも一読して、再度就活期に読み直すとかなり役立ちますのでお勧めです。
②さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
ストレングスファインダーは書籍についてくるQRコードを読み込むことで自己分析に役立つwebテストが受けられます。
ストレングスファインダーによって、自分の強みのジャンルが分かるため、どのような行動をとることで自分が生きがいを感じることができるのか、または苦痛を感じるのかが分かります。
つまり自分の強みを活かして就職活動を行うことができるようになるため、就活生必携だと思います。
私自身、ストレングスファインダーを就活終盤で読みましたが、もっと早く読んでおけばよかったと少なからず後悔しています。
ぜひこの記事を読んでくださっている皆さんは早めに、ストレングスファインダーを読んで、自分の強みと可能性を自覚してください。
コメント